2012年12月13日付「しんぶん赤旗」に掲載
![]() (写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=12日、松山市 |
「10人に電話をすると、5人は迷っています。『比例は日本共産党と書いてください』と訴えることが大事」と語るのは、滋賀県東近江市の業者後援会の松本一朗さん(43)。医療事務の40代女性との対話では、「患者の窓口負担が増えて胸が痛む。選挙はどこに入れたらいいか、決めかねている」といわれました。
松本さんは「民自公の3党は消費税増税と社会保障改悪を強行しました。未来やみんなもいずれは増税です」「共産党は消費税に頼らない社会保障充実の道を示しています」と訴え、支持を約束してもらいました。
党本部には「今度の選挙、迷って迷って。自民党に戻りたくない」という静岡県の女性から電話が。「静岡には浜岡原発があります。東海地震があったらと思うと、とても怖い」と語る女性に、党の政策を説明。「世論調査とか信じないで、自分の頭で考えないといけませんね」と語ってくれました。
有権者が迷っているのは当然―岡山市での演説で、志位氏は、2005年の「郵政選挙」で“小泉チルドレン”が出てきて貧困と格差を拡大、2009年の「政権交代」選挙では“小沢ガールズ”が生まれたものの、民主党はことごとく期待を裏切ったと指摘。「そういう体験をみなさんがしておられますから、今度の選挙、最後まで迷うのはあたり前だと思います。今度の選挙こそ、政党の本当の姿をしっかり見極めて選んでいただきたい」と訴えます。
川崎市の党支部では「今回の選挙は迷う」という人に、「平和の問題でも暮らしの問題でも90年ぶれずに筋を通してきたのが日本共産党」と訴え、支持を広げています。
地域の結びつき名簿や同窓会名簿なども用意し、「ラストスパートを」と奮闘する愛知県犬山市の城東支部。長い間、保守支持という人から「自民党が優勢とかいわれているけど、安倍さんにはもう政権についてほしくない。国の形さえ変えてしまう。共産党はもっと頑張らないかんよ」と激励が寄せられました。
沖縄県名護市では「自民党候補が親戚にあたる」という人が宮里ノボル3区候補の事務所を訪ねてきました。「あなたの演説を聞いて心が変わった。自民党のいう『国防軍』など断じて認められない」。こういって、80人分の資料をもって支持を広げてくれています。
神奈川県相模原市では、電話での対話で、「最初『なにか変えてくれそうだから維新』といっていた友だちも『戦争する国に変えたいみたいで、怖くてやめた』といっている」と語ってくれた女性もいます。
「外交ではアメリカいいなり、内政では財界いいなり、この二つのゆがみを大本からただす共産党を躍進させてこそ、政治を変えたいというみなさんの願いをかなえることができるのではないでしょうか」(志位氏)。この訴えがカギを握っています。