2012年12月8日付「しんぶん赤旗」に掲載
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京都市の夕刻、繁華街で演説が始まると、通行人が次つぎに足を止め、車道をはさんで遠くの歩道にまで聴衆が広がりました。
志位氏は、自民党型政治を続けるか、日本共産党の議席倍増で希望ある日本をつくるかという対決軸を力説。「京都から春を呼ぶ大躍進の波を起こしてください」と、こくた恵二候補の小選挙区での勝利と比例ブロックでの躍進を訴えると、「がんばろう!」の力強い声が上がり、必勝の思いがあふれました。
こくた恵二衆院比例・1区候補は、中央市場で訴えている最中に「いまどき消費税増税なんか冗談やない」との怒りの声が寄せられたと紹介。「消費税増税法を強行した自民党か、待ったをかけた共同の要、日本共産党とこくた恵二を選ぶのかの対決。なんとしても勝たしてください」と訴えました。
応援弁士の「原発ゼロをめざす京都ネットワーク」の宗川吉汪共同代表(京都工業繊維大学名誉教授)は「原発問題で立場がはっきりしているのは、原発ゼロの日本共産党と推進の自民党。あとはその間をうろうろしているだけ」と聴衆をわかせ、原発反対の声を「共産党への支持に」と呼びかけました。
熱心に聞いていた河野知世さん(54)は「消費税法案を中止させるのは共産党しかない」と語りました。
厳しく冷え込んだ名古屋駅前では「サヨナラ原発」と書いた鈴付きうちわを振る人たちでぎっしり埋まりました。「提案し、行動する。日本共産党」の総選挙政策ダイジェスト版パンフを受け取る通行人が相次ぎました。
志位氏が“一票入れても行方不明になりそうな新党”と対比して「一世紀近い歴史で試された党」の姿をおおいに語り、「入れて安心、共産党」と力をこめると、「おーっ」と共感のどよめきが起こりました。
佐々木憲昭比例候補は消費税増税について「(社会保障改悪とあわせ)20兆円も国民負担を増やす、戦後これほどの負担増はない」と批判。「共産党を伸ばして暮らしを守る選挙にしよう」と力を込めました。河江明美、江上ひろゆき両比例候補と、小選挙区候補が紹介されました。
事前の案内宣伝で知ったという男子学生(22)は「電機系の会社に内定しているので、13万人リストラは不安です。内部留保を活用して景気回復という話になるほど、と思いました。ぜひ共産党に頑張ってほしいです」と話しました。