2012年12月14日(金)
離合集散を繰り返す政党の堕落、劣化現象の根っこには、政党助成金がある―。日本共産党の志位和夫委員長の演説が各地で共感を呼んでいます。
「政党助成金が日本の政治を悪くしている。選挙で議席をとれば税金をもらえるということで、政党の粗製乱造が起こっている」と志位氏は指摘します。
民主党の収入の83%が政党助成金、自民党の収入の72%が政党助成金です。
「そこらへんに民主党や自民党の宣伝カーが走っていたら、四つのタイヤのうち三つがみなさんの税金ですよ。腹が立つじゃないですか。これでは“国営政党”ではないですか」
志位氏が述べると、笑いと拍手がわき起こっています。
日本共産党はどうか。「草の根で国民としっかり結びつき、草の根で支えられた力ある政党」です。「しんぶん赤旗」を広げ、党員を増やし、組織をつくり、財政は全部、自前でまかなっています。
企業・団体献金も一円も受け取らず、政党助成金も一切受け取りを拒否しています。
「こういう政党こそ日本の政治で求められているのではないでしょうか。『身を削る』というのなら、政党助成金こそ、とっととなくせといいたい」と志位氏は訴えています。