2012年11月19日付「しんぶん赤旗」に掲載

エネルギーでも明るい展望 原発マネーもらわない党

新潟で志位委員長が訴え


写真

(写真)声援にこたえる志位和夫委員長(右から4人目)と衆院選挙候補の各氏=18日、新潟市

 新潟市内で18日、総選挙での議席倍増をめざし、志位和夫委員長を迎えて日本共産党の大演説会が開かれました。会場は2階席までぎっしり満席になり、ロビーまであふれました。「議席倍増へ大きなカギを握るのが北陸信越のたたかい」として北陸信越ブロックでの議席回復に絶大な支援を呼びかけた志位氏の訴えに、大きな拍手がわき、熱気に包まれました。

 演説会には、JA新潟中央会の萬歳章会長からメッセージが寄せられました。

 志位氏は日本共産党の大躍進を勝ち取って、国民に何ら展望を示せない自民党型政治を断ち切り、本物の改革を進める選挙にしようと訴えました。この中で、「財界中心の政治」を断ち切れば、原発とエネルギーをめぐっても明るい展望が開けることを力説しました。

 志位氏は、国民の過半数が原発ゼロを望んでいるのに、民主も自民も公明も現実には原発推進の立場だと指摘。維新の会は太陽の党と合流したあと、新規原発推進、再稼働推進、原発輸出積極推進の最も飛び抜けた原発推進の党になったと批判し、「国民の安全よりも財界のもうけを優先させる勢力に国政のかじ取りは託せません」と強調しました。

 そのうえで、「即時原発ゼロ」は可能だとして日本共産党の提言を詳しく紹介。▽再稼働なしでも夏の電力が足りたと関電が認めた▽再生可能エネルギーの潜在量は原発の総発電量の40倍、雇用効果は13倍あり、日本経済の持続可能な成長を可能にする▽2020年には風力のコストが火力を下回る可能性がある一方、原発こそ最悪の高コストである―と力をこめました。

 志位氏が「財界マネー、原発マネーをびた一文もらわない党、日本共産党の躍進で『原発ゼロの日本』を実現しましょう」と呼びかけると、聴衆は大きな拍手で応えました。