2012年10月21日(日)

「原発ゼロ」の声 日本共産党に

衆院鹿児島3区補選 志位委員長が訴え


 「日本の政治に明るい展望を開くのは、どの党なのか」―。日本共産党の志位和夫委員長は20日、総選挙の前哨戦となる衆院鹿児島3区補欠選挙(28日投票)の応援に入りました。「財界中心・米国いいなりの政治」を断ち切るとどんな展望が開けるのか、党の日本改革のビジョンを薩摩川内(さつませんだい)、日置(ひおき)両市の街頭から精力的に訴え、日本共産党の候補(62)の勝利を呼びかけました。(詳報)


地図

 九州電力川内原発が立地する同選挙区。「原発をどうするかは最大争点です」とズバリ指摘した志位氏は、「即時原発ゼロ」を提起した党の「提言」を詳しく紹介し、原発立地補助金を再生可能エネルギーの大規模普及への支援に振り向けるなど将来への展望を示しました。

 演説を聞いていた男性(65)は「原発について地域の雇用問題の対案を示してくれた。原発からの撤退に確信を与えてくれました」と語ります。

 消費税大増税、環太平洋連携協定(TPP)、米軍基地、領土問題―。志位氏は、古い政治の「二つの害悪」を大本から断ち切る立場から解決への道筋を提起し、どの問題にもダンマリを決め込む民主党推薦、自民党公認の両候補との違いを鮮明にさせました。「90年の歴史で平和と暮らしを守りぬいてきた日本共産党を勝利させてこそ、日本の未来が開けます。鹿児島3区から日本がビックリするような勝利を勝ち取らせてください」と力強く訴えました。