2012年9月22日(土)
首都圏反原発連合の有志が呼びかける首相官邸前抗議行動が21日、官邸前と国会・霞が関一帯でおこなわれました。財界とアメリカの圧力で、「2030年代の原発稼働ゼロ」の政策さえ閣議決定できなかった野田内閣。「私たちの運動が手をゆるめたら原発ゼロは実現できない」と語る初参加の女性(65)も。4万人(主催者発表)の参加者は「原発やめろ」「今すぐやめろ」と訴えました。日本共産党の志位和夫委員長、笠井亮衆院議員が参加しました。
|
娘にさそわれて初参加した東京都葛飾区の女性(62)は「市民が望む原発ゼロから後退するばかりの野田さんには怒り心頭です。市民の一人として率直な声をあげたくて参加しました」と話しました。
東京都足立区の女性(56)も初参加です。「政府が財界やアメリカの圧力にこれ以上屈しないよう、もっと声をあげていかなければと参加しました。国会前で同じ思いの人たちがたくさんいるのを見て力をもらいました」
愛知県北名古屋市の男性(34)は「原発を本当に推進したがっているのが誰なのかが明らかになった。国民を敵にまわしたら経団連やアメリカなんかより恐ろしいということを、野田総理に訴えてやります」。
滋賀県から初参加した男性(43)は「すべての原発即時停止をと半年かけて全国の原発を回りました。ここに初めて来て、同じ思いの人たちがこんなにたくさんいることに感動しました。時代の転換点です。全原発を廃炉にするまで決してあきらめません」と語りました。