2012年9月18日(火)

「原発いらない」歩く

千葉・船橋でデモ

志位委員長も唱和


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(写真)「原発なくせ」と訴えるデモ参加者たち。前列左から4人目は志位和夫委員長=17日、千葉県船橋市

 千葉県船橋市で17日、「敬老の日は野田KOの日! 黄色い電車プレゼンツ脱原発デモin船橋」が行われました。参加した市民約1100人は「原発いらない」「野田首相はやめろ」などとコールしながら行進しました。呼びかけは「脱原発船橋(仮)」とJR中央線・総武線沿線の原発に反対する市民団体の有志「黄色い電車連合」。

 日本共産党の志位和夫委員長がこのデモに参加し、「原発いらない!」と声を上げ、およそ1時間にわたってJR船橋駅周辺を参加者と一体となって歩き通しました。同デモへの参加は3回目です。

 志位氏は、デモ出発前の「始球式」にピッチャー役で登板。空振り三振で“原発アウト”をとると、参加者から大きな歓声が。志位氏は「再稼働反対!」の声を上げました。

 ドラム隊や老若それぞれの隊列にかわるがわる加わった志位氏。自らドラムのスティックを握り、「再稼働、反、対!」とリズムを取りながら唱和しました。沿道やマンションの上階から声援を送る人たちにも手をふりかえし、汗をにじませ、最後まで歩きました。

 敬老の日にちなんだ「先輩ブロック」がデモの先頭に設けられました。新日本婦人の会船橋支部の女性(67)は、支部で作った「原発NO、自然エネルギーへ」と書かれた横断幕を仲間と持って行進。「原発再稼働だけでなく、消費税増税のことでも野田首相には怒りでいっぱい」と話しました。

 「初めてドラムを手にしてデモに参加しました」というのは、兵庫県西宮市の男性(15)。「原発なしでも電力は足りたと証明されました。野田首相は地元の声を受けとめてほしい」