2012年7月3日(火)
労働組合や民主団体などでつくる「原発をなくす全国連絡会」は2日夕、「原発ゼロをめざす7・2交流集会」を東京都内で開き、16日に開かれる「さようなら原発10万人集会」(東京・代々木公園)を10万人を超える参加で成功させる、との決意が相次ぎました。
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「10万人集会」は、ノーベル賞作家の大江健三郎さん、作家の落合恵子さん、ルポライターの鎌田慧(さとし)さんら著名9氏が呼びかけ人となり、「原発はいらない、の声で代々木公園を埋め尽くそう」と呼びかけています。
交流集会では、全国保険医団体連合会の住江憲勇会長が主催者あいさつし、呼びかけ人の落合さんと、鎌田さんがそれぞれ訴えました。
落合さんは「さようなら原発1000万人アクションで750万人から署名をいただきました。大飯原発が再稼働されても決してあきらめない。ひるまない。おびえない」と話しました。
鎌田さんは「原発事故は、福島で生きてきた家族を引き裂きました。それに知らん顔をして原発を再稼働するのは許されない。民衆の言葉が理解できない野田首相は政治家失格だ。原発は今すぐゼロにする。その決意で10万人集会を成功させましょう」と熱く語りました。
医師の肥田舜太郎さんは「核兵器はすべてなくし、原発はすべてとめる。これ以外に私たちが安全に生きる道はない。みなさんの残りの生涯をここにかけてください」と訴えました。
原発問題で情勢報告に立った日本共産党の志位和夫委員長が、「『原発なくせ』のたたかいが新しい発展の段階に入ったことを感じます」として、ともに運動を前進させる決意をのべました。(志位氏の報告詳報)
毎週金曜に行われている官邸前抗議行動を主催する首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんと平野太一さんが連帯あいさつに立ち、「私たちも10万人集会でステージを設けます」「7月29日の国会大包囲で野田政権に大きな声をつきつけましょう」と話しました。
福島県復興共同センターの斉藤和衛さん(福島民医連事務局長)、福島農民連の三浦広志さん、脱原発杉並(東京)のスタッフのふくしまゆみこさんが発言しました。
集会には500人が参加しました。
7月16日、東京・代々木公園イベント広場、ケヤキ並木、サッカー場で。
オープニングコンサート 午後0時半から
メーン集会 午後1時から2時まで
パレード(解散地点、明治公園ほか) 午後1時半から
サブステージ(脱原発・エネルギー関係のブースなど) 午前11時から午後3時半まで。