2012年5月28日(月)

党に入って一緒に日本改革を

神奈川・千葉で党演説会

志位委員長呼びかけ


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(写真)志位和夫委員長が訴えた川崎市での演説会で、総選挙予定候補者に拍手を送る参加者=27日

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(写真)志位和夫委員長の笑いや共感の拍手がわく訴えに聞き入る演説会参加者=27日、千葉県茂原市

 神奈川県川崎市と千葉県茂原市で27日、日本共産党の演説会が開かれました。志位和夫委員長が畑野君枝衆院南関東ブロック比例予定候補とともに次期総選挙での党の躍進を訴え、日本の閉塞(へいそく)状況打開への展望を語りました。志位氏の熱意とユーモアあふれる演説に会場は笑いや大きな拍手に包まれました。

 志位氏は“アメリカ・財界中心”という日本の政治の「二つの害悪」を断ち切る大改革を進めれば、すばらしい展望が開けると力説。「この仕事に一緒にとりくもうと訴えたい」と共産党への入党を呼びかけ、東日本大震災で多くの犠牲者を出した宮城県石巻市の例を紹介しました。

 石巻市を中心とする東部地区委員会では震災後に100人以上の党員が増えて仮設住宅に五つの支部ができ、間もなく六つに増える予定です。党組織は震災10日後に事務所を立ち上げ、懸命の救援活動を行って3万人以上に物資を届けました。「本当に困っているときにやってきたのは共産党だった」と共感が広がり、県議選で躍進し、党員が増えています。

 志位氏は「共産党をつくって90年。立党の精神は国民の苦難を軽減することです。今日のこの機会に入党されることを心から訴えたい」と話しました。

 そのうえで「党を大きくし、総選挙で必ず躍進をかちとれるよう、絶大な支援をお願いします」と呼びかけると、大きな拍手がわき起こりました。

 畑野氏は、環太平洋連携協定(TPP)参加反対の一点で広がる党と農協、医師会などとの共同にふれ「日本共産党とともに、農業、漁業、医療、地域経済を応援する政治を進めていきましょう」と呼びかけました。

 川崎市では、ほりぐち望(神奈川9区)、中野としひろ(同10区)、山崎雅子(同18区)の3予定候補、茂原市では、しいな史明予定候補(千葉11区)が決意表明しました。

 志位氏は閉会後、入党を考えている人たちとあいさつを交わし、激励しました。

 9歳の娘と参加した横浜市南区の女性(44)は「消費税を上げたら景気が悪くなるのは目に見えている。子どもの未来が不安。雇用を増やして元気な日本にしてほしい」と語りました。