2012年5月26日(土)

「大運動」の目標総達成へ燃えるような全党運動を

日本共産党 全国活動者会議終わる

飛躍への条件は熟している

志位委員長が結語


 日本共産党の「総選挙勝利、『党勢拡大大運動』目標総達成、全国活動者会議」(全活)は2日目の25日、活発な討論を続けた後、志位和夫委員長が討論の結語を述べ、幹部会報告と結語を参加者の拍手で確認しました。討論では2日間で64人が発言。志位氏は、全活で提起した「大運動」目標総達成のための「特別期間」(5月24日から7月31日まで)について「日々、新しい変化、新しい前進をつくり、末広がりに広げ、燃えるような全党運動をつくりだそう」とよびかけました。


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(写真)全国活動者会議の2日目。結語を述べるのは志位和夫委員長=25日、党本部

 志位氏は討論について、「発言数でもその内容でも党大会に匹敵する充実したものになった」とのべ、入党5カ月の若い同志から51年目の同志まで発言し、党機関から候補者、地方議員、支部・グループまで、全党の構成を網羅していたことを紹介。「そのすべてが報告を正面から受け止め、生き生きと経験と決意を語ったすばらしい内容だった。全党の宝にすべき豊かな教訓があふれるように語られた」と振り返り、全活参加者が報告と討論からくみとった感動を全党に伝えてほしいとよびかけました。

 そのうえで、「特別期間」が、「党勢拡大大運動」に取り組んできたこの10カ月の奮闘をふまえた必然的な提起であり、政治的な条件、組織的な条件の両面で飛躍に向けた条件が熟していることを強調しました。

 政治的条件では、日本共産党が進めてきた「三つの政治的探求と努力」―閉塞(へいそく)打開の展望を語り、一致点に基づく共同を広げ、反動的逆流とたたかう仕事が中央だけでなく、全国で取り組んできたものだと指摘。討論でその経験が語られたとのべ、そのつながりと信頼をさらに広げつつ、党勢拡大にとりくむなら、大きな躍進を勝ち取ることができると強調しました。

 組織的条件でも、「革命政党らしい党づくり」のとりくみが大きな力を発揮している経験が語られたと指摘。原則的な党活動が地道でも大きな力を発揮すること、補助指導機関の懇切な指導と援助の経験が報告されたことなどをあげ、「自らつくりだしてきた条件に確信をもって、飛躍に転じようではありませんか」とよびかけました。

 また、「大運動」目標総達成の「特別期間」を何としてもやりぬく「決意を固める」ことと同時に、実際の活動は「気軽に、楽しく、だれでもとりくめる」ものにしていくこと―この両面が大切だ、と強調しました。

 また、党勢拡大と選挙勝利の「好循環」に言及。強く大きな党をつくり、その力で選挙に勝てば、国民の党を見る目がさらに大きく変わり、党勢拡大の新たな条件がつくられる―この「好循環」の起点は党勢拡大にあると述べ、「特別期間」での目標総達成を民主連合政府樹立に向けた一大転機にしていこうと訴えました。

 最後に志位氏は「特別期間」はすでに始まっており、一日一日が勝負であり、「この全活が『あそこから党躍進が始まった』とのちのちまで語られる歴史的会議として党史に刻まれるようにするために奮闘しよう」と呼びかけ、参加者は大きな拍手でこたえました。