2012年5月18日(金)
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日本共産党の志位和夫委員長は17日、越日友好議員連盟会長として来日中のベトナム共産党のトー・フイ・ルア政治局員・組織委員長の訪問を受け、党本部で会談しました。
ルア氏は、グエン・フー・チョン書記長からのあいさつを伝え、「長年の両党の良い関係をいっそう発展させたい」と表明。自身がベトナム側代表団長として参加した第1〜3回の日本共産党との理論交流を振り返り、「現代資本主義を研究している日本共産党との共同の取り組みは重要で役立つ」と述べました。
志位氏は、「両党の理論交流は互いの理論を発展させる契機になっています」と応じ、両氏は理論交流の継続をあらためて確認しました。
アジアと世界の平和のための両党の協力にふれた志位氏は、先日の「革新懇」総会での講演全文が載った「しんぶん赤旗」を手渡し、日米安保条約を廃棄して、ASEANでおこっている軍事に頼らない“平和的安全保障”の流れを北東アジアに広げるという構想を説明しました。また、チョン書記長が最近の演説で、資本主義の矛盾に対置して社会主義をめざすベトナムの経済・社会建設の優位性とその実績を語ったことに注目したと述べました。
懇談には緒方靖夫副委員長、笠井亮、高橋ちづ子両衆院議員、山口富男社会科学研究所副所長、森原公敏国際委員会事務局長、田川実書記局員、ベトナム側からチャン・バン・トゥイ・バクニン省党書記、ブイ・バン・ナム・ニンビン省党書記、グエン・マイン・フン党中央対外副委員長、ドアン・スアン・フン駐日大使らが同席しました。