2012年5月13日付「しんぶん赤旗」

日本改革の展望大いに

千葉演説会 志位委員長“地元”で語る


 千葉県四街道市(千葉9区)で12日、日本共産党演説会が開かれ、志位和夫委員長が次期総選挙で躍進する決意を語りました。同市は志位氏が生まれ、高校生まで過ごした文字通りの地元です。「私を赤ん坊のころからかわいがってくれたおばちゃんが来てくれました。ありがとうね!」。志位氏は会場の温かい拍手と笑顔を誘いながら、「原発ゼロの日本へ」「消費税に頼らない別の道」―党が掲げる日本改革のビジョンと展望を大いに語りました。


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(写真)演説会参加者の声援に手を上げてこたえる志位和夫委員長(舞台上手前)と木崎としゆき衆院千葉9区候補(その奥)=12日、千葉県四街道市

 同市は県立盲学校や特別支援学校が立地しています。演説のなかで志位氏は、「障害者自立支援法」廃止の約束をほごにし、名前だけをかえた「障害者総合支援法」を衆院で強行した民主党政権を厳しく指弾。「これ以上のひどい裏切りはない。廃案に追い込み、新法をつくろう」と呼びかけました。

 「核兵器廃絶平和都市」を宣言している同市。米国の「核の傘」のもと、国連で16年連続核兵器廃絶条約の決議に棄権する日本政府の動きに対置させて、4万人を超す市民から核兵器廃絶署名を集めた「四街道アオギリの会」の活動を紹介した志位氏。「四街道の声が世界を動かしている」と激励しつつ、「核兵器のない世界」の実現を訴えると、大きな拍手がわきました。

 衆院千葉9区の木崎としゆき候補は「消費税大増税は被災地も国民生活も苦しめるもの。真に絆を大事にできるのは日本共産党です」と訴えました。四街道市視覚障害者協会理事の伊佐勉氏が「二大政党はハンバーガーとチーズバーガーの違いしかない。共産党にがんばってほしい」と激励。佐倉市党後援会長の熊崎守司氏が主催者あいさつしました。

 演説を聞いた四街道市の親子は「消費税のからくりがよくわかった」(息子・37歳)、「大企業が一銭も消費税を払わず、還付されて税務署が赤字になっているという話に驚いた」(父・70歳)と語りました。