2012年4月7日付「しんぶん赤旗」

民医連新役員が党訪問

志位・小池氏と懇談

増税反対へ


 全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)の藤末衛会長ら新役員が6日、日本共産党本部を訪問し、志位和夫委員長、小池晃政策委員長と懇談しました。

 藤末会長は刊行したばかりの初の通史『無差別・平等の医療をめざして』を志位氏に贈呈し、戦前の無産者診療所以来80年の活動を紹介しました。また、2月の第40回定期総会で決めた方針について「国民の間で広がるさまざまな運動の『架け橋』の役割を果たし、福祉の国づくりをめざしたい。日本共産党の消費税大増税ストップ、社会保障充実の提言と響きあいながらとりくみたい」と話しました。

 消費税増税とTPPが被災地復興を大きく妨げ、増税が医療機関の経営を直撃すること、増税反対の声を広げる展望などが話題になりました。民医連の医師が各地で医師会の要職につくなど共同の広がりや変化も語られました。

 志位委員長は、大震災での救援活動、国民の命と健康を守る活動、核兵器廃絶運動などで果たしている民医連の大きな役割に敬意を表し、「どこへいっても民医連の存在が国民を医療の面で温かく支えてくれていることをありがたく思います」と、ともに力を合わせる決意をのべました。

 民医連から長瀬文雄事務局長、今田隆一、増田剛、石川徹各副会長らが、日本共産党から浦田宣昭国民運動委員会責任者、最上清治市民・住民運動・中小企業局長が出席しました。