2012年3月27日付「しんぶん赤旗」に掲載

運動で接点広がる

全国革新懇が代表世話人会


 全国革新懇は26日、東京都内で代表世話人会を開き、情勢問題や各地の革新懇運動などについて議論しました。日本共産党の志位和夫委員長が参加しました。

 情勢問題では、消費税増税に対し、中小業者が営業を守るため必死に反対運動に取り組んでいる報告がありました。原発なくせの運動には若い人や子ども連れが多く参加し、運動で共感と対話を大事に進めると、接点のなかった人たちとつながりが生まれることが紹介されました。

 環太平洋連携協定(TPP)でも、政府が参加各国との交渉を進めるなか運動を強める必要性が指摘されました。東日本大震災の復興をめぐって大企業中心の復興に対して、「地域を育てる学力」「復興を支える学力」を目指して教職員が粘り強い努力を続けていることが紹介されました。

 消費税増税反対、TPP反対、原発なくせ、米軍基地撤去、国会議員定数削減反対の問題で地域の革新懇が中心になって学習会などの運動が進み、役割が重要になっていることが強調されました。その上で、各問題について、打開の展望を示し、革新3目標(国民の生活向上・平和・民主主義擁護)へつなげる独自の努力が重要との指摘がありました。

 各地の活動では、高知県で地元紙の編集局長を迎えた沖縄に関する学習会が開かれ、鳥取県でTPP反対の運動がJA(農協)だけでなく自治体の首長や地元マスコミを巻き込んで取り組まれていることが報告されました。