2012年1月24日付「しんぶん赤旗」

「一点共闘」の発展を

全国革新懇が代表世話人会


 全国革新懇は23日、東京都内で今年最初の代表世話人会を開き、情勢問題や革新懇運動について議論しました。日本共産党の志位和夫委員長が出席しました。

 情勢討議では、「自民党政治を変えてほしい」という政権交代で国民が託した願いを民主党政権がことごとく裏切るなかで、政治の閉塞(へいそく)感が強まり、「二大政党」の基盤の大崩壊が始まっていることが指摘されました。また、このもとで環太平洋連携協定(TPP)反対、原発からの撤退、新基地反対など保守・無党派の人たちを含む幅広い「一点共闘」が各地で生まれていること、これをさらに発展させていくうえで国民の生活向上・平和・民主主義擁護の「三つの共同目標」を掲げ一致点での共同を広げてきた革新懇の役割が大事になっていることが強調されました。

 国政の熱い政治問題となっている消費税大増税や衆院比例定数80削減について反対の大運動を起こしていくこと、京都市長選や沖縄県宜野湾市長選で勝利することが重要になっていると強調されました。

 各地の取り組みでは、昨年12月に五つの新たな地域革新懇が結成され、「全国革新懇ニュース」の普及が進められていること、震災・原発事故から1年となる3月11日に向け、「原発なくせ」の一点で集会や学習会、宣伝などさまざまな行動が準備され、すでに草の根で取り組まれていることが報告されました。