2012年1月20日(金)

岡田副総理が就任あいさつ

志位委員長が応対

国会で正々堂々議論を


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(写真)就任あいさつに訪れた岡田克也副総理(左)と応対する志位和夫委員長=19日、衆院第1議員会館

 日本共産党の志位和夫委員長は19日、衆院第1議員会館で岡田克也副総理の就任あいさつを受け、会談しました。岡田氏は「『社会保障と税の一体改革』『行政改革』を中心にしっかりやっていきたい。是々非々でお願いしたい」と述べました。

 これに対し、志位氏は「ムダ遣いを続けながら、社会保障を切り捨て、国民が大不況や大震災で苦しんでいるもとでの消費税増税は絶対に認められない」と表明。「ムダ遣いにメスを入れ、応能負担の民主的原則にたった税制改革が必要だ」と提起しました。

 その上で、志位氏は、政権交代から2年がたち、消費税増税、環太平洋連携協定(TPP)や普天間基地「移設」問題をみると、「民主党は自民党とうりふたつになっている。政権交代の意義がどこにあるのかということになる」と指摘。「国会で、正々堂々議論していきたい。是々非々といわれたが、正面対決していく考えだ」と表明しました。

 また、衆院比例定数80削減を民主党が決めたことについても、「あまりに乱暴なやり方だ。野党の多数が(選挙制度の)比例中心への抜本改正を求めているわけで、受け止めるべきだ」と求めました。

 さらに志位氏が、岡田氏がNHKの番組で政党助成金の削減に言及したことにふれ、「本気で(削減を)目指すのか」とただすと、岡田氏は「(発言を)撤回したり否定したりするものではないが、一義的には各党で議論することだ」と述べました。