2011年10月25日付「しんぶん赤旗」に掲載

野田政権の暴走許すな

全国革新懇が代表世話人会


 全国革新懇は24日、東京都内で代表世話人会を開き、情勢と革新懇運動について議論しました。日本共産党の志位和夫委員長が出席しました。

 情勢問題では、震災復興と原発災害の解決、とくに財源問題についての報告がありました。同時に国政の中心問題で、財界・アメリカの「使い走り」の姿を露骨に示している野田内閣の暴走に対し、環太平洋連携協定(TPP)参加反対や沖縄への米軍新基地押し付け反対など一致点にもとづく広範な団体・人びとの連帯が広がっていることが議論され、革新懇として暮らしと平和を守る取り組みをさらに強めることを確認しました。

 また、大阪府知事選・大阪市長選について活発に議論され、このなかで市長選に出馬する橋下徹知事について「橋下知事によるファッショ的な独裁政治を許すな」を掲げてたたかっていく意義が強調されました。「教育基本条例案」と「職員基本条例案」には教職員や府職員だけでなく、教育委員会、校長会、PTA協議会など広範な人たちが撤回を求めており、その取り組みを全国的に広げ、選挙戦で知事の独裁政治を包囲しようと呼びかけました。

 革新懇運動では、15日に佐賀県で開かれた「革新懇九州・沖縄ブロック交流会」を通じて、地域革新懇の結成や再開が始まっていることが報告されました。また、全国各地で原発問題の学習会やシンポジウム、署名活動などが取り組まれ、「原発なくそう市民の会」など共同の組織づくり(東京・西東京市革新懇)も進んでいることが報告されました。