2011年10月23日(日)「しんぶん赤旗」
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日本共産党千葉県委員会は22日、千葉市内で志位和夫委員長を迎えて「党勢拡大大運動」の成功へ「全県活動交流会」を開きました。
浮揚幸裕県委員長のあいさつのあと、支部の代表や議員らが活動を報告しました。
地域住民とともに放射線量測定を実施し、信頼を広げている議員・支部の活動、党創立記念講演ダイジェストDVDを活用して親しい友人や民青同盟員を党に迎えた経験、震災後の学生の変化と学ぶことを重視した活動が生きいきと紹介され、「支部が主役」の「大運動」のとりくみに拍手が送られました。
畑野君枝衆院南関東比例候補が「今度こそ2議席目を」とあいさつしたあと、志位委員長が発言しました。
志位氏は、「国民の変化、とくに若い人たちが真剣に社会のあり方を考え活動を始めているのはうれしいですね」と感想をのべたあと、なぜいま「大運動」にとりくむのか、民主党政権の実態と国民のなかで起こっている変化について語りました。
「二大政党づくり」の動きが大きくゆきづまっており、“民自公対日本共産党”という対決構図が見えやすくなっているもとで、「日本共産党はこの日本をどうしようとしているのか」を大きく語ることが重要とのべました。
震災救援と復興、原発からの撤退、TPP(環太平洋連携協定)への暴走反対などの活動のなかで、これまで保守の基盤とされてきた団体との共同がかつてなく広がっていることを、自身の体験も交えて報告し、「『歴史的前夜』を本当に実感します。頑張りどころの情勢です」と強調し、「大運動」を成功させる意義を語りました。
次の総選挙で南関東ブロック(定数22)で2議席を獲得するには、最低8・7%の得票率が必要なこと、千葉県党が目標とする30万票は前回の1・5倍であり、これを実現するには党員も「赤旗」読者も1・5倍にする意気込みのとりくみが必要であることを明らかにしました。
党勢拡大は「共産党や『赤旗』のここが好き」と自分の生きた言葉で伝える活動だとのべ、貧困と格差をなくせという世界の運動にも目を向け、「大きな志をもち、お互い頑張りましょう」と呼びかけました。