2011年9月17日付「しんぶん赤旗」首都圏版に掲載

「国民の目線で話してくれた」

志位委員長、傍聴者と懇談


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(写真)代表質問終了後に傍聴者らと懇談する志位氏=15日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は15日の衆院本会議代表質問後、傍聴にきた人たち約40人と国会内で懇談しました。

 志位氏は、代表質問では「震災・原発事故の被災者や社会保障の現場、沖縄の米軍基地問題など、国民の願いの中心点にある問題を取り上げた」と紹介。しかし、これに対する野田佳彦首相の答弁は、「全体を通して聞いたことに答えていない。国民に心を寄せず、財界・米国直結という姿勢が明らかになった」と強調しました。

 福島県富岡町で被災し、東京都三鷹市で避難生活を送る遠藤敏昭さん(67)は「志位委員長は国民の目線で話をしてくれた」と述べ、民主・自民・公明各党の対応については「被災者の生活を何とも思っていない」と批判。「補償と帰宅時期について明確な道筋をつけてほしい」と切実な思いを語りました。

 東京都江東区に住む鉄本良子さん(76)は「故郷の山口県では上関原発の建設で環境が破壊された。原発ゼロに向けて日本共産党を大きくしていきたい」と話しました。