2011年9月28日(水)「しんぶん赤旗」

小沢・石川両氏の喚問当然

国会の場で究明を

志位氏会見


 日本共産党の志位和夫委員長は27日、国会内で記者会見し、民主党の小沢一郎元代表の元秘書、石川知裕衆院議員ら3氏が政治資金規正法違反事件で有罪判決を受けたことに関して、「小沢氏本人と石川(知裕被告・衆院議員)元秘書の証人喚問が当然、必要だ」と語りました。

 また、「赤旗」がスクープし、国会で自身が追及してきた水谷建設からの1億円のヤミ献金について、「小沢氏らが否定し続けてきたが、裁判所が認定したことは重大だ」と指摘。予算委員会で証人喚問とあわせて「政治とカネ」をめぐる問題について集中審議を行うべきだと述べました。

 自民などが求めている石川被告の議員辞職勧告決議案について、「判決内容と議員資格とは両立しないが、まずは国会で真相を究明するのが先だ」と指摘。「秘書の犯罪は政治家本人の問題でもあり、小沢氏にも政治的・道義的責任があるのは明りょうだ。国会で政治的・道義的責任をただすことが必要だ」と強調しました。