2011年8月5日付「しんぶん赤旗」に掲載

党創立89周年記念講演を聞いて


 日本共産党創立89周年記念講演会(1日)の志位和夫委員長の記念講演への感想が、東京・日本青年館の会場や、党内通信を利用した各地の視聴会に参加した人たちから寄せられています。一部を紹介します。


立党の精神発揮し国民とともに 苦難に立ち向かう党の姿浮き彫りに
原発の新規立地止めた共同の力 人間の絆と社会的連帯の流れに自信

大震災救援・復興

先達の志に感動
写真

(写真)志位和夫委員長の記念講演を聞く人たち=1日、東京・日本青年館

 東北3県の委員長のあいさつ、大変な激務なのに表情がすがすがしく、謙虚ですばらしかったです。志位委員長が話したように3・11以降の各地の活動は立党の精神を体現したものだというのは、その通りだと思いました。

 関東大震災、三陸大津波の救援活動も、先達の志に感動しました。いつも思うことですが、学んだことを近くの人に自分の言葉で語れるようになりたいと思いました。ささやかですが、気仙沼に届けてもらう物資を用意したところです。(北海道 女性)

復興手伝いたい

 命がけで被災者救援にあたった共産青年同盟の初代委員長の話に感動しました。私もできることから復興のお手伝いをしたい。危機をのりこえ、新しい日本をつくるために、ともに頑張りたいと思います!(福島 女性)

国民との連帯で

 党の歴史を、「大災害から国民の命を守る」という人の生き様として話され、心を揺さぶられました。忙しい、暑いなど目先のことに疲れていましたが、元気をもらいました。党の歴史に恥じない、党員としてこの国難ともいえる状況を国民との連帯で頑張りたいと思います。(島根 女性)

政治変えないと

 2時間がとても短く感じた講演でした。

 大災害から国民の命を守ってきた。不屈のたたかいの歴史が今の活動に生きていること。これまで全国のたたかいで原発計画を半分以下に抑え込んできたこと。原発マネーに群がる大手新聞社の罪の告発。悲しい日本の政治のしくみを変えなければ。なおいっそう信頼される日本共産党員としての責任と誇りを感じた日でした。(福岡 男性)

原発ゼロめざすたたかい

実現へ展望示す

 原発の危険性について、被害推定をしていたことを隠し続けていたことは衝撃でした。政治の二つのゆがみが原因となっていることがよくわかりました。原発ゼロをめざすたたかいは、根本を変えるたたかいとして展望をもってとりくんでいきたいと思います。原発計画の半分しか実現しなかったし、1970年代以降、新規立地が計画された原発をつくらせなかったのはすばらしいことだと思いました。原発ゼロを実現できる展望があると思いました。(新潟 男性)

撤退へ力合わせ

 関東大震災で川合義虎が救援で頑張っているとき、権力が大弾圧で命を奪った。指揮をしたのが正力松太郎氏と聞き、大変怒りを覚えた。日本共産党を先頭に住民運動で原発の建設を半分に抑えたこと、なかでも下の浜の原発建設をとめたことは大きな意義があり、奮闘したみなさんに敬意を表したい。原発撤退の一点で力をあわせるために頑張りたい。特に党建設こそ、その力である。被災3県の県委員長の発言に励まされ、勇気が湧いた。(兵庫 男性)

立地阻んだ活動

 今まで共産党の言うことは一党一派のかたよった見方と思われてきた傾向があった。それが真実を知りたかったら共産党の言うことに耳を傾けてみようということに変わってきたということに確信を持ちました。

 また、救援活動のさなかに弾圧され、虐殺された同志がいたという日本共産党の歴史を学び、日本共産党員であることに改めて誇りをもちました。住民の草の根のたたかいと共産党の国会での論戦で、25カ所も原発の立地を中止に追い込んだことは知らなかった。すごいと思った。

 これから世の中を変えていくのは草の根の住民運動と共産党だと思う。原発が対米従属から押しつけられたものであることをもっと皆に知らせていきたい。(京都 女性)

1議席が止めた

 「関東大震災」や「昭和三陸大津波」で党がおこなった活動や主張は今日にしっかりひきつがれていることに、あらためて目をみはりました。7月1日の「赤旗」の志位委員長の会見記事で「佐賀県には1議席だが共産党の議員がいる。再稼働をくいとめることができる」とのべてあり、私は責任重大だと思ったものでした。しかし、「やらせメール」にしても草の根と党の連携・国会と地方の連携で再稼働を本当にいまくいとめることができています。さらに知事の責任問題にまで及ぶことになっていて、よりワクワク?ゾクゾク?しています。がんばります。(佐賀 女性)

生き方に確信 大きな党を

共産党ファンに

 共産党のファンになりました。とてもかっこいいです。僕も志位さんのような人になりたいと思いました。これからも日本のために頑張ってください。(群馬 男性)

変革をする幸せ

 震災と原発というつらい情勢の中で、日本共産党の役割を大きく語ったことは、大変よかったと思います。党員も党を支持してくれている人も誇りと自信がもてる内容でした。「自己責任論を国民的にのりこえよう」のよびかけ、戦前の弾圧の中での救援活動、原発をとめてきた住民運動、原発撤退の綱領的位置づけ、民間大企業での変化―八つのテーマが重層的に日本共産党の役割をうきぼりにしています。そして差別されても堂々と生き抜く、変革する人生の幸せをあらためて感じました。(茨城 男性)

綱領が実むすぶ

 こんなすばらしい演説を聞いたことがない。光がみえてきた思いです。民間大企業のなかで不屈にたたかってきた党員の話は、今の困難と思える活動の中で、労働者を励まし、上司さえ感動させていること、胸にぐっときました。

 ここにも、綱領の立場にたった活動が実をむすんでいること、原発反対の住民と党の協力共同の活動が時代を切り開いてきたことが、実感をもって受け止められ、今そういう変化の時代にあり、その変化を大きな国民の共同組織に広げることに確信をもちました。党を大きくすることが、そのカギであることを痛感しました。(埼玉 男性)

強大な党つくる

 志位委員長の記念講演は、震災復興のとりくみや原発問題での対応について党のはたしてきた役割が歴史的に解明されて確信のもてるものでした。震災復興のとりくみを通して連帯が広がり、社会を根本的に見直し、つくり変える運動に進展していく可能性が広がっていることに確信がもてた。

 大企業職場での事例を示して、共産党員としての生き様が語られたが、本当の幸福とは何かを考える上で勇気づけられました。自然の夜明けは寝ていても来るが、社会変革の夜明けは寝ていては来ない、たたかいが必要というのはその通り。遠くない夜明けが来ることを確信し、そのための強大な党づくりにまい進したい。(静岡 男性)

感動した選挙戦

 原発事故以来すべての選挙で福島県が全員当選し、福島市では過去最高の得票率と聞いて本当にうれしいし、被災地でありながら救援に復興に選挙戦にと必死にたたかっていることに感動しました。(愛知 女性)

「赤旗」ふやさな

 草の根の住民運動、党の不屈で先見性あるたたかいに確信がもてる誇るべき記念講演。元気がでました。「安全神話」をふりまいたのはまさにマスコミ。「赤旗」をふやさな! 「歴史的前夜」――力強く私たちを励ます言葉。自動的に社会の夜明けは来ない。この言葉に励まされました。強く大きな党を唱えるだけではダメなんですね。人間らしい生き方、人間の真の幸福とは、改めて考えさせられた講演でした。(大阪 女性)

感動の不屈人生

 最後の入党のよびかけは圧巻でした。民間大企業の労働者への不屈の生き方に深い共感が広がっていることに感動しました。また党員としての幸福を分かち合って、新しい出あいとともに新しい日本を迎えたい。(広島 女性)

歴史つくる党を

 綱領・古典の連続教室の受講者5人でわが家で視聴しました。何回も何回も目頭が熱くなり、「そうだ」のかけ声、怒りの声、共感の声で、終了後もひとしきり話に花が咲きました。

 3人の県委員長さんの話はみな涙ぐんで、終わるたびに大きな拍手。自ら被災しながら「ここに共産党あり」の復旧・復興活動の数々に、支部のみんなに視聴させようの声も。

 政・官・財はもちろん、マスメディアの変質ぶりの批判は、証拠をつきつけての解明、暴露に痛快でした。国民の意識の変化が、大きなうねりとなって、歴史を変え、新しい歴史を作る流れに合流していく、そんな予感を感じています。そのためにも党を強く大きくの訴え、深く受け止めました。(鹿児島 女性)