2011年3月11日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は10日、千葉県保険医協会の桐谷三千雄理事や静岡県保険医協会の山田美香理事らの要請を受け、懇談しました。桐谷氏らは、医療費の窓口負担軽減や後期高齢者医療制度の即時撤廃、国民健康保険料の引き下げ、介護保険の公費負担の増額などを求めました。
桐谷氏は、生活保護受給者が増え、医療抑制が広がっている実態を紹介。山田氏は、歯科治療を放置し、抜くしかない状態で受診する患者まで出ていると述べ、窓口の3割負担は高すぎると訴えました。
志位氏は、国保料の強制的な取り立てにあい餓死同然で発見された千葉県の痛ましい事例を紹介しながら、「日本共産党として提言を発表しました。引き下げ実現のため協力して運動を起こしていきたい」と表明。介護では、「特別養護老人ホームの待機者が急増している。施設介護の充実も重要な課題です」と述べ、「どれをとっても日本共産党の要求でもあるので一緒にたたかっていきたい」と応じました。