2010年3月24日(水)「しんぶん赤旗」

基地撤去へ草の根から

全国革新懇が代表世話人会


 全国革新懇は23日、東京都文京区内で代表世話人会を開きました。日本共産党から志位和夫委員長が出席。米軍普天間基地問題やNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けた活動、京都府知事選などの情勢や全国の革新懇運動について協議しました。

 普天間問題では、4月14日の日比谷野外音楽堂で開かれる「普天間基地の即時・無条件撤去を求める中央集会」を1万人規模で成功させ、沖縄の県民大会にも代表団を送り大会の成功に取り組むほか、前後して県民大会に連帯した活動を全国の革新墾が草の根から取り組んでいく必要性が強調されました。

 NPT再検討会議に向けた活動では、新婦人や全労連が核廃絶を求める署名を100万人以上から集め、全国民医連も同様に大きく署名の集約数を伸ばしていることが報告されました。

 京都府知事選では、各団体が取り組みを強めていることが報告されました。

 政治情勢では、自民党に審判を下した有権者が民主党も国民の願いを実現できない状況の中で、新しい政治の担い手を模索しており「無党派と共産党の共同という言葉がぴったりくる情勢になってきた。確信を持って働き掛けを広げていくことが大切だ」との発言がありました。

 各地の革新懇運動では、多様でユニークな活動が行われていると報告がありました。香川県で行った農業シンポジウムでは県の農協中央会の会長があいさつに登壇するなどこれまでにない共同が広がっています。

 7月24日に都内で全国革新懇第30回総会、10月16、17日に山梨県で地域・職場・青年革新懇全国交流会をそれぞれ革新墾運動の高揚の中で迎え成功させていくことを確認しました。