2007年12月26日(火)「しんぶん赤旗」

保守層との共同広げる

全国革新懇代表世話人会開く


 全国革新懇は二十五日、都内で代表世話人会を開き、福田内閣の支持率急落などの政治情勢や革新懇運動の前進について討論しました。日本共産党からは志位和夫委員長が出席しました。

 出席者から「衆・参のいわゆる『ねじれ』をどう見るか」という提起があり議論になりました。

 「ねじれているのは自民・民主の二大政党と国民の利益。このねじれを解消する力を大きくしてこそ日本の前途が切り開かれるという太い柱が、革新懇運動として大事ではないか」との発言がありました。

 また、「国民は、『構造改革』の行き詰まりを、自民も民主も打開できないと思っている。いまこそ革新懇が、保守を含めた共同を進めることが重要」との発言があり、医療問題で医師会会長などと共同がすすんでいる例が紹介されました。

 「国民の暮らしが厳しい中で、地域を守る革新懇の運動がすすんでいる」などの報告が出され、「革新懇が地域づくり運動の中心になる事が大事」「革新懇運動が、品川正治さん(経済同友会終身幹事)のような財界人との共同にすすんだことは、質的な変化。保守層との共同を思い切って広げたい」などの発言がありました。

 当面の活動として、新テロ特措法案や後期高齢者医療制度に反対する取り組み、全国交流会の経験を生かした地域・職場・青年革新懇づくり、革新懇発行のブックレット『新しい政治プロセスと革新懇運動』(志位和夫著)などの普及―が確認されました。