2010年11月12日(金)「しんぶん赤旗」

「県内移設反対」いえるかどうか

沖縄知事選 志位委員長が会見「争点は鮮明」


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=11日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は11日、国会内で記者会見し、11日告示された沖縄県知事選について「最大の争点は普天間基地問題だ。『県内移設』絶対反対の県民総意の先頭にたつイハ洋一候補か、『県内移設』反対といえない仲井真弘多候補か、争点は鮮明だ」とのべ、イハ候補勝利のため全力をあげる決意を表明しました。

 志位氏は、「普天間基地の閉鎖・撤去、『県内移設』絶対反対が超党派の県民総意だ。それを一貫して堂々と主張し、先頭にたって行動してきたイハさんが勝ってこそ、普天間基地問題の解決と、基地のない沖縄へ道を大きく開くことができる」とのべました。

 一方、仲井真候補は県民の声におされて「県外移設を求める」とまでは表明したが、「『県内移設反対』ということはかたくなに拒否し続けている」と指摘。「これは、『県外移設』を求めてできなかった場合には、辺野古移設を求める政府との交渉の余地を残しておきたいからだ。だから民主党政権も、あうんの呼吸で仲井真氏の勝利のために動いている。北沢防衛大臣は、公然と『仲井真候補に勝ってほしい』といっている。仲井真氏の当選を許せば、辺野古移設にむけて一気に動く危険がある」とのべました。

 志位氏は、「大変な激戦になっている。県民総意を代表するイハさんに県民の支持を総結集して、必ず勝利を勝ち取りたい」と表明しました。