2010年10月17日(日)「しんぶん赤旗」
全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)の地域・職場・青年革新懇全国交流会が16日、山梨県昭和町で開かれました。全国から792人の参加者が、多彩で魅力あふれる運動を出し合い、多くの市民にさらに広げるための経験を交流。全国革新懇の代表世話人である日本共産党の志位和夫委員長、品川正治経済同友会終身幹事が特別発言を行いました。
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志位氏は日本の政治の到達点と革新懇運動というテーマで発言。歴史のモノサシで革新懇運動の存在意義をひも解き、「全国革新懇の『三つの共同目標』こそが、いよいよ輝く時代になってきている。力を合わせて革新懇出番の時代に大きな新たな前進を切り開こう」と結びました。
品川氏は、革新懇運動にどう臨むべきかについて「おれたちが状況をつくるという自覚と決意を基にあがいていく」ことが大切であると強調しました。
活動報告では、それぞれの地域や職場の抱える課題に取り組み、改善することで運動が盛り上がっていることが語られました。
山梨教育革新懇の代表は、現場の教師を応援し、地域の教育課題にも取り組む運動に力を入れてきたことを報告。学校の統廃合の問題で勉強会を開催し、学校が統廃合される地域の人たちとも問題点を出し合ったことを紹介しました。
広島青年革新懇準備会の代表は、県内の青年の働き方を調べるためのアンケートに取り組むことが参加者から自発的に出され、その要求に基づいたことを行うことで一人ひとりが自覚的に活動していることを強調しました。
沖縄革新懇の代表が、今度の知事選で沖縄県民と国民が一体となってイハ洋一候補の勝利を勝ち取り、普天間基地問題の決着をつけようと力を込めると、会場は割れんばかりの拍手に包まれました。
交流会は17日、地域・職場・青年革新懇の分散会を行います。
革新懇「三つの共同目標」 1、日本の経済を国民本位に転換し、暮らしが豊かになる日本をめざします。2、日本国憲法を生かし、自由と人権、民主主義が発展する日本をめざします。3、日米安保条約をなくし、非核・非同盟・中立の平和な日本をめざします。