2010年5月12日(水)「しんぶん赤旗」

志位委員長訪米に反響

「基地無条件撤去 伝えたことは画期的」

「沖縄の心を代弁」「これこそ国の代表」


 「『核兵器・米軍基地、日本国民の声を世界に伝える』の記事は、爽(さわ)やかな5月の鯉(こい)の吹き流しのごとく私の胸を吹き抜けた」―志位和夫委員長を団長にした日本共産党訪米団の活動について、党本部や赤旗編集局にメールや電話などで大きな反響が寄せられています。


 大阪市の男性(77)は、志位委員長がメア米国務省日本部長らとの会談で「(普天間問題は)無条件撤去しか解決の道はありえないことを、沖縄県民や徳之島島民の意思をふまえて明確率直に伝えたことは、日米関係において画期的な出来事です」とつづります。

 「何よりも感動したのはアメリカ政府関係者と直接会談し、日本共産党の考えを伝えたこと」とメールを送ってきた読者は、「これまでの日本政府は本当のことをどれだけアメリカに伝えてきたでしょうか」と歴代政府に疑問を呈します。「(共産党は)参院選に向けても、自信をもって有権者に訴えることができるでしょう」とのべています。

 また、全米法律家協会主催の講演会の内容が大きな感銘を呼んでいます。「大変感動し、勇気づけられた」という岡山県の男性は、21世紀の日米関係のあるべき未来について「堂々とアメリカ大国の前で今日の日本人、沖縄県民の心を代弁」していると感動をつづっています。

 大阪府の男性もメールで「ジョージ・パッカード氏の発言をひいて、安保条約が日米関係を真の友好関係にするさまたげになっているとし、アメリカ国民にかみ砕いて語りかけるものだった」と書き込み、「読んで胸があつくなった」としています。

 青森県の男性(80歳代)は党代表団の訪米について、「いままでどの党もやってこなかったことを、やってのけたことに感動しています。堂々たる記者会見を見て『(自分も)やってやろうじゃないか』という思いです。それに比べ鳩山首相のなんと情けないことか」と電話で語りました。

 核兵器問題でも、NPT(核不拡散条約)再検討会議の議長や各国政府代表との会談、米国政府や連邦議員との会談に、「これこそが日本国是にのっとった国の代表の行動だと感じた」(大阪府の男性)と感想が寄せられています。