2010年5月3日(月)「しんぶん赤旗」

志位委員長 反核NGOと交流


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(写真)NGO国際平和会議閉会総会フィナーレで参加者と交流する志位和夫委員長(前列左)、笠井亮衆院議員(その右)=1日、ニューヨーク(林行博撮影)

 【ニューヨーク=小林俊哉】日本共産党の志位和夫委員長は1日、笠井亮衆院議員、井上哲士参院議員とともに、ニューヨーク市内で開かれた非政府組織(NGO)による国際平和会議の閉会総会に参加しました。事前には、つめかけた各国NGO代表らと精力的に交流・意見交換、日本各地から参加した市民とも握手を交わし、核不拡散条約(NPT)再検討会議の成功に向けた草の根の努力を励ましました。

 志位氏は、米国最大の反戦連合「全米平和正義連合」のジュディス・ルブラン氏、米西部諸州法律家基金のジャクリーン・カバソ氏、米国共産党のリベロ・デラ・ピアナ氏、米国フレンズ奉仕委員会のジョゼフ・ガーソン氏、核兵器に反対する国際法律家協会のピーター・ワイス氏、フランス平和自治体協会のミホ・シボ氏、ノルウェーの平和団体代表ウーレ・コプレイタン氏らと交流。多くの組織から、志位委員長の訪米への歓迎の声が聞かれました。

 同日の会合では、国連の潘基文事務総長が、核兵器禁止条約を含む核軍縮交渉の開始を呼びかけました。志位氏は、潘氏と握手し、あいさつを交わしました。

 志位氏は、会合後、記者団に感想を問われ、「潘氏の演説は核兵器廃絶の交渉を呼びかけたもので、とても良かった。私たちは、ドゥアルテ国連上級代表(軍縮担当)とも良い会談を持てました。核兵器廃絶のための国際交渉の開始をという、『核兵器のない世界』にむけての核心中の核心の問題がいま、大きな声になっていると感じます」と指摘。「国連は、各国政府で成り立っている組織ですが、NGOを重視しているのはたいへん重要な点です。潘事務総長、ドゥアルテ氏、そして反核NGOのみなさんの声を聞き、やはり核兵器問題を決する力は、まさに草の根の力だと感じます」と述べました。