2010年4月11日(日)「しんぶん赤旗」

新党をはかるモノサシ――
古い自民政治を転換する立場があるかどうか

志位委員長が会見


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(写真)記者の質問に答える志位和夫委員長=10日、大阪市福島区

 日本共産党の志位和夫委員長は10日、経済懇談会で訪れた大阪市内で、平沼赳夫元経済産業相や与謝野馨元財務相らの新党結成について記者団に問われ、「掲げている内容が消費税増税と憲法9条の改定となると、新しいというよりほんとに古い流れ、逆向きの流れだと思う」と述べました。

 そのうえで、「自公政治に国民は退場の審判を下したが、その結果できた民主党の政治にも失望するという流れの中で、いろんな新党が生まれているが、新党をはかるモノサシは、古い自民党政治の流れを転換する立場をもっているのかどうかだ」と指摘。「ある党は『構造改革』をもっとやれという党もある。消費税の増税をやり、憲法を変えろという党もある。どの党も退場の審判をうけた自民党政治と同じ流れの中にある。こういう流れの中からは日本の未来を開くような新しい力は生まれてこないと思う」と述べました。