2010年3月30日(火)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の志位和夫委員長は29日、エジプト大使館を訪問し、ワリード・アブデルナーセル大使と懇談、さらに同日、ブラジル大使館を訪問し、ルイス・ネーベス大使と懇談しました。このなかで、5月3日からニューヨークで開催される核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて、核兵器問題について意見を交換しました。
志位氏は、核兵器廃絶についての日本共産党の立場と、この間とってきた行動を説明。「核兵器のない世界」に到達するためには、「核軍縮の個々の部分的措置を前進させることと一体に、核兵器廃絶そのものを主題とした国際交渉をすみやかに開始することが重要になっている」と述べました。
志位氏はその上で、5月のNPT再検討会議が、2000年の再検討会議での「自国の核兵器廃絶を達成するという全核兵器保有国の明確な約束」の合意を再確認するとともに、すべての核保有国が核兵器廃絶への現実的なプロセスに参加し、その第一歩を踏み出す会議として成功することを願っており、会議の成功のために被爆国の政党として力を尽くしたいと表明しました。
それぞれの大使からは、核兵器問題について取っている政策について、説明がなされました。
これには、日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者、森原公敏国際委員会事務局長が同行しました。