2010年3月19日(金)「しんぶん赤旗」

志位委員長、クアンベトナム共産党対外委員長と会談


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(写真)会談するベトナム共産党のホアン・ビン・クアン対外委員長(左)と志位和夫委員長=18日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は18日、党本部で、ホアン・ビン・クアン・ベトナム共産党中央対外委員長ら来日中の同委員会代表団の訪問を受け、会談しました。

 クアン氏は、昨年7月に現職に就任するまでの略歴を自己紹介したあと、1月の日本共産党第25回大会の成功を祝い、日本共産党の前進への期待を表明しました。これまでの良好な日本とベトナムの両国関係に対する日本共産党の貢献を評価し、理論交流や他の分野での交流の発展にふれ、引き続き両党関係を強化していきたいと述べました。

 志位氏はクアン対外委員長の訪問を歓迎し、3年前のノン・ドク・マイン・ベトナム共産党書記長との会談で、日本とベトナムの両共産党が(1)両国関係の発展に寄与する(2)世界とアジアの平和のために協力する(3)社会主義・共産主義を目指す党として理論交流をすすめる―という三つの分野での関係強化で合意したことを想起。この合意にそって引き続き両党関係を発展させたいと述べました。

 志位氏は、今年5月のニューヨークでの核不拡散条約(NPT)再検討会議を重視し、核兵器廃絶のために両党が協力することを希望。世界経済危機のなかでも、ベトナム経済が発展し、成長を勝ちとっていることを喜び、その基礎にあるドイモイ(刷新)政策と、来年1月に開催されるベトナム共産党第11回大会の成功を心から願っていると述べました。

 志位氏とクアン氏は、抗米救国戦争の時期から44年に及ぶ両党間の友好と連帯の歴史、両国関係の発展、日本や中南米の情勢などについても、話し合いました。

 会談には、日本側から緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者、西口光同副責任者、森原公敏同事務局長、ベトナム側からレー・クアン・バー対外委員会中国・北東アジア局長、グエン・フィー・タン同官房長、チャン・ヒエップ同総合局次長、グエン・ヴァン・ズン同儀典・管理局次長、グエン・フー・ビン駐日ベトナム大使らが同席しました。