2010年3月12日(金)「しんぶん赤旗」

公明党は反省抜きにまともな方向でず

志位氏主張


 日本共産党の志位和夫委員長は11日、党本部で会見し、記者団から公明党が民主党にすり寄っていると報じられているがどう考えるかと問われて、「公明党には、これまでの間違った政治が国民から審判を受けたことへの反省が必要であり、そのこと抜きにはまともな方向はでてこない」と述べました。

 志位氏は、「個々の問題で公明党と民主党がどう対応するかは、両党が決めることだが、公明党についていえば、自公政権ですでに国民の厳しい退場の審判を受けている」と述べました。

 公明党には、自民党とともに、社会保障費の自然増から毎年2200億円を削減し、社会保障をぼろぼろにしてきたことや、「成長戦略」と称して、労働法制の規制緩和を進めて「使い捨て」労働を増やしてきたことについて、共同責任があると厳しく指摘しました。