2010年2月23日(火)「しんぶん赤旗」

基地・地方政治など論議

全国革新懇が代表世話人会


 全国革新懇は22日、東京都文京区内で代表世話人会を開きました。日本共産党から志位和夫委員長が出席。国会情勢や民主党政権が混迷を深める基地問題、地方政治の現状を話し合いました。

 国会情勢については、国民の暮らしが厳しい経済状況の下で大変であるにもかかわらず「政治とカネ」の問題で民主党政権は批判を受け、まともな経済対策が打ててないとの指摘がありました。自民党、公明党もスキャンダルばかりを追いかける「荒廃状態」にあるとの報告がありました。そんななかマスコミのあり方として、政局ばかりで、今の政治の問題点が浮き彫りにされていないとの批判がありました。

 基地問題では、民主党政権が混迷を深めるなか沖縄県民とともに全国的問題として「たたかうとき」と強調されました。名護市では女性らが市長選を経験し、新たな動きに足を踏み出そうとしていることが紹介されました。

 春闘をめぐっては、連合の労資協調路線と特定政党支持の過ちが指摘され、「いま、全労連、地区労連の出番」と強調されました。地方政治の問題としては名古屋市で市長が強権的に民主主義を破壊する議員定数半減をしようとしていることが問題としてあげられ、重視していくことを確認しました。

 各地域の革新懇の活発な活動の報告もありました。秋田県では、シンポジウムに県JA中央会からパネリストとして参加があるなど従来の枠を超えた広がりの活動が多く紹介されました。