2009年12月1日付「しんぶん赤旗」

沖縄基地を日本全体の問題に

革新懇が代表世話人会


 全国革新懇は30日、東京都文京区内で代表世話人会を開き、10月の全国総会をうけ、当面の活動の重点を討議しました。

 情勢討議では、沖縄・普天間基地問題が大きな焦点となるなかで、「沖縄の問題を日本全体の問題にしていくことが、革新懇の大きな役割だ」と意見が出されました。普天間基地問題の根本には対米従属性が突出している世界でも異常な日米安保条約があること、来年は安保改定50年、革新懇30周年の節目の年であり、さまざまなとりくみをしていく必要性が強調されました。

 全国革新懇など3団体が主催する5日の沖縄基地問題のシンポジウムは時宜を得たもので、大きく成功させることに力をつくすことを確認しました。

 総選挙後の新しい情勢のもとで、JA、医師会、森林組合などさまざまな団体や、経営者・管理職などが、日本共産党、革新懇に期待を寄せる大きな変化が生まれていること、国民要求実現へ各団体が政府・国会要請に積極的に動き、「行動すれば政治が変わる」実感を持っていることが報告されました。

 同時に、民主党が請願を制限するような動きに出ていることが報告され、憲法に保障された請願権を侵すものだと、厳しい批判の声が出されました。同党がすすめる「国会改革」についても解釈改憲の危険性をはらむものだと指摘されました。

 国民の暮らしが厳しさを増すなかで、とりわけ非正規労働者の状態は深刻で、年末年始に労働者を路頭に迷わせないように、この問題を重視してとりくんでいくことを確認しました。