2009年8月26日付「しんぶん赤旗」

“筋通す党”の議席取り戻そう

志位委員長訴え

高松・岡山・広島・岩国


 「あと5日間、最後まで頑張り抜いたものが勝利をつかめます。いま日本共産党は全国どこでも追い上げています。みなさんの代表を一人でも多く国会に送ってください」。志位和夫委員長は25日、高松市、岡山市、広島市、岩国市(山口県)で熱烈に支援を呼びかけました。

 高松市田町では、衆院比例四国ブロック(定数6)の笹岡まさる候補らと訴え。志位氏が「かつて比例でも勝利し、山原健二郎さんを定数1でも通してきた四国のみなさんの底力を発揮していただき、四国でも議席を取り戻しましょう」と訴えると、大勢の聴衆が拍手でこたえました。

 高松市の秋友典年さん(80)は、「テレビ討論を見ていても民主党は言うことが不安定でこわい。筋が通っている共産党に伸びてほしい」と話しました。

笹岡候補

 笹岡候補は「四国を巡って3年半。たくさんの願いを聞いてきました。四国から“直行便”の議席、与えてください。一緒に悪い政治をやっつけましょう」と力を込め、大きな拍手を受けました。

 瀬戸大橋を渡り中国地方に駆けつけた志位氏は、比例中国ブロック(定数11)の中林よし子候補らと合流し、岡山駅前で訴え。「中国ブロックは接戦まで追い上げています。日本共産党と書いてもらう方を広げに広げ、日本の農業を守る仕事は、ぜひ中林さんに国会で」と訴えました。

 駅前には大勢の聴衆。手渡されたマニフェストに待機児の問題が載っていたのに注目して足を止めた女性(56)は、「孫が保育園に入れない。志位さんは私たちの暮らしぶりをよくわかってくれていると感じました。比例は共産党に入れます」と話しました。

中林候補

 中林候補は、農産物の輸入自由化を進めてきた自民党農政を厳しく批判。民主党が「交渉促進」を掲げる日米FTA(自由貿易協定)にも「敢然と立ち向かえるのは日本共産党しかありません」と、議席復活への支援を呼びかけました。

 広島市金座街での演説では、聴衆がアーケードの奥まで広がりました。

 志位氏は岩国駅前での演説で「米軍住宅くるな、艦載機くるな」の党派を超えた運動に連帯を表明。核兵器問題など米国の前向きの変化にはそれを促す対応をするとともに、日米関係など変化のない問題では国民の立場でモノを言っていきたいと決意を語りました。

 志位氏が返済不要の奨学金を提案して全党が一致した話を聞いた県立高校3年の女子生徒は、「うれしいですね。共産党は少ない議席なのに一生懸命動いて説得力のある意見を通したのはすごいと思った」と話しました。