2009年8月21日付「しんぶん赤旗」

“労働者・国民の党 発言力増して”

志位委員長訴えに聴衆

札幌・千葉


 「比例代表こそ一票一票しのぎを削る激しいたたかいです。日本共産党と書いて必ず押し上げてください」――。志位和夫委員長は20日、札幌市で宮内聡北海道比例候補らと、千葉県の津田沼駅前で、はたの君枝南関東比例候補らと総選挙での絶大な支持を呼びかけました。

 志位氏は、自公政権への厳しい審判をよびかけたうえで、「もはや焦点は自公政治を終わらせた後の政治をどうするのかに移っています」と指摘。希望ある日本の将来像について「一番確かな答えを示しているのが日本共産党です」と、「ルールある経済社会」「9条を生かした平和外交」を大いに語りました。

 札幌市では、聴衆でびっしり埋まった大通公園で「北海道の八つの比例議席の一角を必ず占めさせていただきたい。かつて北海道では、みなさんの力で、定数4の参院選挙区で4回の勝利を勝ち取りました。底力を出し切れば必ず勝利をつかめます」と訴えました。

 「北の国から政治の夜明けを」と書いた横断幕を掲げた支援者らが、声援を送り、大きな拍手を送りました。

 志位氏は、北海道でとりわけ重要な農業問題の訴えにも力を入れ、平和の問題でも「平和の願いは、党をつくって87年、あの小林多喜二の時代からどんな迫害にも屈しないで反戦・平和の旗を一筋に守り抜いてきた日本共産党にお寄せください」と訴えました。

 とうもろこし販売をしていた女性も号外を手に「私たち働く者の味方は共産党です。志位さんの演説は本当に納得できました」と話しました。

 宮内候補が「必ず国会へ送ってください。比例は日本共産党に」と訴えると「書いたよ」とのかけ声も。岡ちはる比例候補(道2区重複)、松井ひであき道1区候補も支持を呼びかけました。

 「以前、自民党議員の選挙運動員をしていた」という小椋市之助さん(86)=札幌市=は「金権腐敗の自民党には嫌気がさしました。国民の声に真剣に耳を傾ける共産党が伸び、国会でもテレビでももっと長い時間発言することで、この世の中をよくしてほしい」と話していました。