2009年7月20日(月)「しんぶん赤旗」

希望と安心の日本 共産党とともに

志位委員長が訴え

千葉


写真

(写真)訴える志位和夫委員長(中央)と(左から)加藤、山崎、はたの、(1人おいて)斉藤、小倉、あぐい、の各予定候補=19日、千葉市・千葉駅

 「国民が待ちに待った総選挙がやってきました」「自公政権を終わらせる決定的な“審判”をくだし、それに代わる新しい日本の進路を“選択”する、この二つの思いを日本共産党にぜひお寄せください」

 予想される衆院解散の直前の日曜日となった19日、日本共産党の志位和夫委員長は、千葉県津田沼駅前と千葉駅前の2カ所で街頭演説をおこないました。新しい日本の政治の方向を力強く訴えた志位氏にたいし、気温30度以上の猛暑のなか、熱い拍手と声援が起こりました。

 志位氏は、異常な財界・大企業中心、「軍事同盟絶対」政治をおこない、国民の安心と希望を奪ってきた自公政治を正面から批判。「政権党なら、その党なりに国民に希望と展望を語って当然なのに、それもできない自公には退場を願うしかない」と述べると同時に、この自公政治を根本から批判し対決をつらぬき、国民的対案を示してきた日本共産党に、自公を退場に追い込む“審判”の願いを託してほしいと訴えました。

 もう一つは、この自公政治を終わらせた後に、どのような21世紀の日本をつくるのかの“選択”です。志位氏は、日本共産党が「ルールある経済社会」「自主・独立の平和外交」という「二つの旗印」を堂々と示し、その立場で行動している党であることを語りました。

 とくに、「ルールある経済社会」に関して、雇用、社会保障、税制のどの問題でも、悪政の根源にある財界・大企業にたいして“自由にモノが言える”日本共産党を伸ばして、「希望と安心のもてる新しい日本を」と訴えると、「そうだ」の声とひときわ大きな拍手が起こりました。

 “審判”と“選択”につづき、民主党中心の政権ができた場合の日本共産党の立場を力説した志位氏。「日本共産党が掲げる『二つの旗印』は、民主党との間では一致がありません。民主党とは個別の政策では一致する部分もありますが、容認できない問題もあります」と述べるとともに、「そこで日本共産党は独自の建設的野党の立場を堅持して三つの仕事にとりくむことを約束します」と述べました。そして志位氏は三つの仕事として(1)課題ごとに一致点で協力し政治を前に動かす「推進者」の役割を果たす、(2)民主党が表明している危険な諸政策を具体化する動きが起こったときには「防波堤」となる、(3)「国民が主人公」の民主的政権をつくるための国民的共同を探求、前進させる――をあげ、こう訴えました。

 「“行動する是々非々”の党、国民の利益を守り抜く日本共産党を大きく前進させてください」

 津田沼駅前のデッキで日傘をさして聞いていた女性(52)はいいました。「建設的野党といいましたが、共産党には、大企業の『派遣切り』問題でも、核兵器廃絶でも、これまでにも積極的な対案を出してきた実績があるので説得力がありますね。民主党が政権をとっても、共産党がどれだけ大きくなるかで政治の中身が全然違うということがよくわかりました。もっとアピールしてほしい」