2009年7月11日付「しんぶん赤旗」に掲載

公明のデマ攻撃

志位委員長が痛烈反論

東村山で演説


 日本共産党の志位和夫委員長は10日、都議選の応援のため東村山市久米川駅前でおこなった演説で、公明党の太田昭宏代表が同じ場所で「共産党は予算に反対し、結局、何もしていないと同じ」(7日)などとのべ、同党都議候補も共産党を「ハイエナ」呼ばわり(3日)して口汚く攻撃したことに痛烈に反論しました。

 志位氏は、「私は人間を動物に例えて批判するようなことはしません」とのべたうえで、共産党と都民の運動の成果の一例として、中学3年まで入院は無料、通院は1回200円というところまで拡充した東京都の子どもの医療費助成制度を取り上げ、力説しました。

 「この問題、共産党が予算に反対したから実績じゃない、公明党の実績なんだといいたいようですが、みなさんはよくご存じだと思います」「この駅前で、子どもさんの医療費の無料化の署名運動に一生懸命取り組んできた、都民のみなさんと一緒になって頑張ったのは共産党ですよ。それを口汚い言葉でののしるのは、まともな政党のやることではありません」

 聴衆の「そうだ!」の声と大きな拍手のなか、「みなさん、予算というのは全部をひっくるめて賛否を決めるわけですから、間違ったものが入っていたら、部分的にいいものがあっても、反対するのは当たり前じゃないですか」ときっぱり。

 志位氏は最後に、「みなさん、間違った予算にずっと賛成してきた結果、東京の老人福祉費の比率が全国最下位になった。その責任は公明党にあるじゃありませんか」と。

 多くの聴衆から「その通り!」の声が上がったのは、いうまでもありません。