2009年7月11日付「しんぶん赤旗」に掲載

「迷ったが共産に決めた」

志位委員長訴えに拍手


 都議選応援で10日、都内を駆けめぐった日本共産党の志位和夫委員長は、「福祉切り捨て、無駄づかいの自公民『オール与党』に大事な議席を独占させるわけにはいきません」「安心と希望の日本をつくる第一歩の選挙にしようではありませんか」と正面から訴え、熱烈な拍手を受けました。

 各地で他陣営と激突。自民党もあちこちで宣伝カーを走らせ、民主党候補は「都政をぶったぎる」(北多摩4区)と完全な「野党ポーズ」です。

 北多摩4区の東久留米駅前。「この選挙は子どもたちの命がかかった選挙です」と必勝を訴えた志位氏の演説に、自転車を止めて聞き入っていた女性(48)がいいます。

 「共産党は、小児病院つぶしは問題と、にわかに言い出した党とは、信念も年季も違いますね。絶対に裏切らないと思いました。どうか子どもたちの命を守ってください」

 練馬区の大泉学園駅前で演説を聞いた飲食店勤務の男性(30)は、「自公による新銀行や道路の無駄づかいはふざけていますよ。民主党も与党ならいっしょじゃないですか。共産党は、名前でソ連をイメージしがちだったけど、話を聞いてみると政策も行動も正しい」と期待を寄せます。67歳の女性は、「自民党は問題外。共産党の主張には揺るぎがありませんね。民主と共産の間で揺れていたけれど決めました」。

 世田谷区での演説に盛んに声援を送っていた元教員の角村幸子さん(67)は、「若い人のために、共産党の掲げる返済不要の奨学金が必要です。75歳以上医療費無料もぜひやってほしい。激しいけれど希望のある選挙。電話かけは苦手だけど、友人・知人に支持を広げたい」と語りました。