2009年7月13日(月)「しんぶん赤旗」

東京都議選結果について

志位委員長が会見


 日本共産党の志位和夫委員長は12日、東京都議選の大勢が判明したことをふまえて、記者会見でつぎのようにのべました。


写真

(写真)記者会見する志位和夫委員長=12日午後11時45分、東京都渋谷区の党都委員会

 一、日本共産党の候補者を支持してくださった多くの都民のみなさん、奮闘してくださった支持者、後援会員、党員のみなさんに心からの感謝を申し上げます。

 一、わが党は、この選挙を、自公民「オール与党」か日本共産党かの選択を訴えてたたかい、福祉、医療、教育など、切実な都民要求の実現、税金の無駄づかいの一掃を求めてたたかいました。

 私たちの政策的な訴えは、都民の願いにかなったものだったと確信しています。新しい都議会で、公約実現のために、都民の運動と共同して全力をつくす決意です。

 一、「自民か、民主か」を押し付ける「政権選択」論が大規模に持ち込まれたことは、わが党にとって逆風となって作用しました。これに対して、わが党は、ほんとうの政党対決の構図がどこにあるかを都政、国政で押し出し、私たちの声が届いたところではわが党への共感と支持を広げました。しかし、私たちの訴えを全都民的な規模で届けるにはいたりませんでした。

 こうしたもとで、江東区で議席を奪還したものの、全体として議席を減らしたことは、残念です。同時に、開票はまだ途中ですが、得票では2007年の参院選の比例票を上回り、4年前の都議選の得票をほぼ維持できたと思われます。難しい条件のもとで獲得した得票は、今後にとっての重要な足がかりとなるものと考えます。

 一、都議選の結果をよく分析して教訓を引き出し、それを生かして、目前に迫った総選挙のたたかいでは必ず前進をはたす決意です。