2009年7月10日(金)「しんぶん赤旗」

新法つくる必要ない

貨物検査特措法案 志位氏が会見


 日本共産党の志位和夫委員長は9日、国会内で記者団の質問に答え、自衛隊の参加も可能にする貨物検査特別措置法案について、「新しい法律をつくる必要はない」と、同法案に反対する立場を表明しました。

 政府・与党は、北朝鮮の核実験等を強く非難した国連安保理決議1874の「実効性を確保」することを同法案の口実としていますが、志位氏は「安保理決議が求めているのは禁輸品目の徹底だ。しかし、日本の場合はすでに北朝鮮との輸出入の全面禁輸を行っており、北朝鮮船舶について全面的に入港を禁止している。安保理決議が求めている制裁措置は、すでに日本は行っている」と強調しました。