2009年6月10日(月)「しんぶん赤旗」

総選挙勝利へ総力

志位委員長迎え決起集会

大阪


 日本共産党大阪府委員会と党府後援会は8日、志位和夫委員長を迎えた合同決起集会を大阪市の府立体育会館で開き、総選挙勝利めざして6月から総力をあげる決意を固めあいました。


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(写真)志位委員長と共に候補者、党員、後援会員が総選挙勝利の決意を固めあった決起集会=8日、大阪市

 広い会場いっぱいの参加者に「大阪の底力にびっくりしている」と切り出した志位氏は、「8中総の要中の要をお伝えしたい」と報告。第一に、「ルールある経済社会」「憲法9条を生かした自主・自立の平和外交」の「二つの旗印」を「口だけでなく行動で実践している党」だと強調し、財界・大企業に雇用をまもれと直接交渉をしたこと、オバマ米大統領に核兵器廃絶を求める書簡を送ったことをあげました。

 第二に、総選挙では、「同じ古い政治の枠組みのなかで、どちらが政治の担い手になるかのちっぽけな選択でなく、21世紀の日本の進路をめぐる大きな選択が問われている」として(1)日本共産党が何をする党か、21世紀の「進むべき道」を示し実践している党であることを語る(2)自民・民主に「違いがない」というだけでなく「共通部分が問題だ」と訴える(3)日本共産党を伸ばせば悪政の競い合いの最強の防波堤になることを語りつくそうと訴えました。

 第三に、7月3日までに、支持拡大、「大運動」、党勢拡大の三つの課題で飛躍をつくることだとし、(1)感動を語ろう(2)「聞く力」が大事(3)草の根の力の総発揮をとし、「大阪から躍進の流れをつくってほしい」と呼びかけました。

 山口勝利府委員長が、大阪の80万の得票目標実現は近畿で4議席以上確保にどうしても必要だとし、大阪でも経済界や自治体をはじめ保守・無党派の人々と「二つの旗印」の方向に響き合う状況があることを紹介。党員が4万人を超えるなどのこの間の大阪の活動に確信をもち、とりわけ遅れている支持拡大、読者拡大での飛躍をよびかけました。

 188人の地方議員を代表して中原あきら岬町議、19人の小選挙区候補を代表してこまい正男7区候補、近畿比例候補を代表して吉井英勝衆院議員が決意を表明しました。
 印刷会社で働く中山進さん(39)は、「党が若者の“駆け込み寺”になっている。その期待に応えられるよう躍進を勝ち取りたい」と語っていました。