2009年5月8日(金)「しんぶん赤旗」

徹底審議が必要

補正予算案で志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は七日の記者会見で、与党が衆院予算委員会理事会で二〇〇九年度補正予算案の十二日採決を提案したことについて問われ、「審議が始まったところであり、十二日の採決は受け入れられない。徹底審議が必要だ」と述べました。

 志位氏は、補正予算案は、国民には一年限りのバラマキの一方、大企業には研究開発減税の拡大など至れり尽くせりの内容だと指摘。「財源は赤字国債・建設国債でまかない、消費税の増税で帳尻を合わせる。“入り口はバラマキ、出口は消費税”だ」と批判しました。また、「政治とカネ」と雇用問題で集中審議・参考人質疑を行うことを改めて求めました。