2008年9月2日(火)「しんぶん赤旗」

「資本主義の限界」志位委員長に聞く

『週刊ポスト』が4ページ特集


 一日発売の『週刊ポスト』九月十二日号は、「『資本主義の限界』を共産党志位委員長が解く」と題して四ページの特集を掲載しています。

 「ニュースを見に行く! 現場の磁力」という連載企画で、この回が百回目。「資本主義的私的所有の弔鐘が鳴る」というマルクスの『資本論』の一節を目にした取材班が、これを解説してもらおうと志位委員長を直撃する内容です。

 企画の中で、志位委員長は、キヤノン長浜工場の調査に入ったときのことを語り、「さながら現代の『蟹工船』です」と告発。不安定雇用に苦しむ若者に「悪いのはあなたじゃない」と呼びかけ、「若者に“使い捨て”の労働を押しつける社会、経済、政治の仕組みこそ間違っている」と力説しています。

 そのうえで、地球規模での貧困、飢餓、投機マネーの暴走、環境破壊など“資本主義の限界”が問われる状況を、国民生活との関連や世界の状況から具体的に説明。「これらの問題解決のために、まず資本主義の枠内での努力が必要ですが、その根本解決のためには、資本主義を乗り越えた新しい社会をめざす――『資本主義の弔鐘が鳴る』時期がやがて必ずやってくる」と語っています。

 取材した日は、ちょうど八月の党若手幹部養成の「特別党学校」が開かれていた時期で、取材班は、党伊豆学習会館で夕食を食べながら委員長を取材。伊豆学習会館の講堂なども紹介されました。