2008年9月10日(水)「しんぶん赤旗」

政府・厚労省に責任

厚生年金標準報酬月額改ざん

志位委員長が指摘


 日本共産党の志位和夫委員長は九日、厚生年金の標準報酬月額の改ざんに、社会保険事務所の職員がかかわっていたことについて、「現場でそういう改ざん行為をやっていた責任は非常に重い」と述べた上で、「この問題は現場だけの責任ですますわけにはいかない」と語りました。都内で記者団の質問に答えました。

 志位氏は、この問題の原因は、政府、厚生労働省が保険料の納付率を引き上げるように現場に強い圧力をかけたことにあると指摘。「年金という国民の人権を守ることよりも、納付率引き上げを優先する体質、国民不在の体質が根っこにある。その点を改めることが問われている。これは、政府、厚労省全体の責任だ」と強調しました。