2008年8月3日付「しんぶん赤旗」に掲載

インド共産党(マルクス主義)のスルジート前書記長死去で

志位委員長、不破前議長が弔電


 インド共産党(マルクス主義)のスルジート前書記長の死去にあたり、日本共産党の志位和夫幹部会委員長、不破哲三前中央委員会議長は二日、連名で以下のような弔電を送りました。

 インド共産党(マルクス主義)=CPIM=の長年の指導者であるハルキシャン・シン・スルジート同志の死去の知らせを、大きな悲しみを持って受け取りました。心から哀悼の意を表します。

 スルジート同志は、一九八〇年にわが党の代表がインドでCPIMと初めて会談をおこなったとき以来、日本共産党とCPIMとの関係発展に大きな貢献を果たしてこられました。わが党主催の国際シンポジウムや、わが党大会への出席など三度にわたるスルジート氏の訪日では、反核平和の課題や、世界情勢の見方、社会主義、そしてお互いの国のたたかいなどをめぐり多岐にわたる実りある討論をおこなったことを、なつかしく思い出します。またわが党代表団の一九八八年、二〇〇二年のインド訪問の際に、スルジート同志によって私たちが受けた心のこもったもてなしのことも強く記憶に残っています。

 スルジート同志は、イギリス植民地支配との闘争から出発し、インド国民の生活向上や政治革新の事業で大きな役割を果たし、一億二千万人以上が暮らす左翼戦線州政府の樹立・継続などインドにおける強大で原則的な党の建設に指導力を発揮されました。私たちは、CPIMの党員の皆さんが、スルジート同志の死を乗り越えて、平和と進歩、民主主義と社会主義をめざすたたかいをいっそう前進させていかれることを願っています。

 スルジート同志のご遺族の方々に、私たちの心からの弔意をお伝えください。