2008年6月13日(金)「しんぶん赤旗」

矢野市政の“三つの輝く値打ち” さらに発展させよう

市長選 志位委員長が応援

東京・狛江


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(写真)矢野ゆたか市長(右)の応援演説をする志位和夫委員長=12日、東京都狛江市

 東京都狛江市長選(十五日告示、二十二日投票)を目前に「豊かな狛江をつくる市民の会」は十二日、四期目を目指す矢野ゆたか市長の街頭演説を狛江駅前で行いました。日本共産党の志位和夫委員長が応援に駆けつけ、矢野さんの勝利で「『市民が主人公』の市政をもっともっと発展させよう」と訴えました。

 集まった市民からは力強い拍手や「そうだ」の声援が。帰宅途中の人たちも次々と足を止め、約千人が演説に聞き入りました。

 市長選には、自民・公明推薦の前市議会議長、民主党都連など推薦の映画プロデューサーも立候補を表明しています。

 志位氏は、相手の両陣営とも、中心は、収賄罪で逮捕された前市長の与党だった勢力だが、いまだに公式に謝罪も反省もしていないと指摘。選挙の争点は、「古いデタラメな市政の復活を許すのか、矢野市長が市民と築いてきた『市民が主人公』の市政をさらに前進させるのかにある」と強調しました。

 その上で、三期十二年の矢野市政が全国に誇る「三つの輝く値打ち」を力説しました。

 第一は、矢野市政が国の間違った政治から市民を守る頼もしい防波堤の役割を果たしてきたことです。

 矢野市長は、後期高齢者医療制度の実施前から「抜本的に見直せ」と堂々と国に主張。都の市長会でも、保険料引き下げの努力を国と都に求める先頭に立ち、都の広域連合では保険料全体の引き下げと低所得者への負担軽減が実現しました。

 定率減税の廃止により住民税が大幅に増税されたことに対しては、今年度予算で市民税減免を強化。障害者自立支援法の導入にともなう利用者負担増に対しても負担軽減策を実施しました。

 第二の値打ちは、多摩二十六市と全国の自治体の暮らしを守るけん引役を果たしてきたということです。

 小中学生への医療費助成について「二十三区と比べて財政力が弱い市町村では、財源が確保できず実施が困難だ」という多摩の市町村長の意見を市長会の役員としてとりまとめて都と交渉。追加支援を実現し、多摩での助成に道を開きました。

 第三の値打ちは、「市民が主人公」をつらぬいて財政立て直しの道を開いたことです。

 前市長がつくった大借金という“重し”を抱え、国が自治体への交付金を大幅に削減するという“荒波”に抗して、矢野市政は、他市が手本とするような施策をすすめながら借金を五十二億円も減らしてきました。

 志位氏は、前市長から矢野市長にかわり、市政が大転換した実情を示しながら、財政再建を軌道にのせた矢野市政が、市民の念願だった中学校給食などを次々と具体化しつつあることを紹介。「狛江市の発展はいよいよこれからです。市民とともに築いてきた成果を土台に、りっぱな花を咲かせましょう」と市政のいっそうの前進を訴えました。

 矢野市長は「市民と行政とが信頼しあい、パートナーとしてまちづくりを進めることにこそ街の発展方向がある。市民派市政をさらに前進、発展させるため、まちづくりの先頭に立たせてください」と気迫を込めて決意と政策をのべました。

東京・狛江市長選

全国からの支援訴え

「豊かな会」

 東京都狛江市の「豊かな狛江をつくる市民の会」は十二日、次のアピールを発表しました。

 十五日告示、二十二日投票の狛江市長選挙は三つどもえの大激戦となっています。

 「豊かな狛江をつくる市民の会」は、矢野市長の四選をなんとしても勝ち取るために全力をつくしています。

 前市長が賭博(とばく)で失踪(しっそう)・辞職した狛江市は、この十二年間に、矢野市長のもとで清潔・公正、開かれた市政へと大きく変わりました。そして、介護保険料の減免制度の実現、乳幼児医療費の無料化をいち早く小学校入学前まで拡大するなど、くらし優先の市政をすすめました。前市政がつくった借金を大きく減らして市財政を立て直してきました。市民の願いにこたえてくらしを守る四期目のビジョンが共感を呼んでおり、「くらしが大変ないまこそ、市民を守る矢野市政が必要です」と支持の輪が広がっています。

 これにたいして、自民党・公明党が応援する高橋陣営も、民主党が応援する伊藤陣営も、二大政党を看板に組織戦の展開と無党派票の獲得をくわだて、矢野市政を転覆して、古い市政の復活をねらっています。

 矢野市長勝利へ、全国のみなさんの熱いご支援を心から訴えます。狛江に住むお知り合い、友人の方に「矢野ゆたか市長を支持してください」と声をかけてください。市長選勝利を支えるための活動募金にご協力ください。

 募金の送り先 郵便振替口座 00140―3―727253 豊かな狛江をつくる市民の会 〒201―0003 狛江市和泉本町1の2の5 サブマリンビル3階

 連絡先 電話・ファクス03(3488)3981