2008年5月29日(木)「しんぶん赤旗」

イージス艦衝突事故で犠牲

吉清さん父子の通夜

志位委員長が参列


 海上自衛隊のイージス艦「あたご」が衝突して沈没、行方不明となり、死亡認定された、まぐろはえ縄漁船「清徳丸」の吉清治夫船長(事故当時五十八歳)と長男哲大(てつひろ)さん(同二十三歳)の通夜が二十八日、千葉県勝浦市の斎場で、遺族や漁協関係者らが参列してしめやかに行われました。

 吉清さん父子は二月十九日におきた衝突事故で行方不明になってから発見されず、第三管区海上保安本部(横浜)が今月二十日、戸籍法に基づき二人を死亡認定しました。

 通夜は、祭壇の花に囲まれた吉清さん父子の写真が海難事故の無慈悲さをいっそう深め、参列者の悲しみをさそいました。

 通夜には堂本暁子千葉県知事はじめ政府、防衛省関係者らが参列しました。日本共産党からは志位和夫委員長が参列しました。

 志位委員長は開式に先立ち、遺族、外記栄太郎新勝浦市漁協組合長らに弔意を表すとともに、「房州の海を平和な海にするため、力をつくします」とのべました。

 日本共産党の畑野君枝衆院南関東比例候補、児安利之勝浦市議が同行しました。