2008年5月23日(金)「しんぶん赤旗」

志位委員長がチュニジア大使と懇談


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(写真)懇談するヌルディーン・ハシェッド大使(右)と志位和夫委員長(左)=22日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は二十二日午後、党本部を訪れたチュニジアのヌルディーン・ハシェッド大使と懇談しました。

 五カ月前に駐日大使として赴任したハシェッド氏は就任のあいさつをするとともに、チュニジアと日本との関係および日本共産党との関係を強化するために仕事を進めたいと述べました。志位委員長は、日本への赴任と党本部への来訪を歓迎し、党としても両国関係と合わせ、これまで発展してきた日本共産党とチュニジア立憲民主連合(RCD)の関係強化のために努力したいと語りました。

 懇談のなかでは、ハシェッド大使が事務局次長として活動してきたアラブ連盟の目標と、日本共産党が掲げる国連憲章にもとづく平和秩序の創設が共通していること、チュニジアと日本共産党がともに文明間の対話を重視していることなどが話し合われました。

 同大使は「チュニジアは、平和と教育に力を入れている」と述べ、「GDPのわずか0・01%の軍事予算と、国家予算の30%を占める教育予算は、チュニジアの独立の理念を受け継いでいる。日本には平和憲法と戦後つくられた立派な教育理念がある」と述べました。

 なごやかにおこなわれた懇談では、東アジアと中東・アフリカの情勢、チュニジア独立闘争とその後の社会発展、日本の政治などに話がおよびました。これには緒方靖夫副委員長が同席しました。