2008年5月16日(金)「しんぶん赤旗」

四川大地震

志位委員長が見舞い

崔中国大使を訪問


 日本共産党の志位和夫委員長は十五日午後、中国大使館に崔天凱(さいてんがい)大使を訪ね、中国四川省で起きた地震災害に対するお見舞いを伝えました。

 志位氏は、「大地震で亡くなった方々への哀悼の意と、被災者と中国国民への心からのお見舞いを申し上げます」とのべ、「しんぶん赤旗」で中国の地震災害に対する募金を呼びかけていることや、国会の場でも被災地への物的、人的両面の支援を日本政府に求めていることを紹介。救援の状況や現在必要とされている支援について崔大使にたずねました。

 崔大使は、志位委員長の見舞いに感謝しつつ、今回の大地震はこれまでにない規模の災害だと指摘し、「テント、毛布、インスタント食品、飲料水など、被災者の基本的生活を保障する物資、人命救出の機械や設備、負傷者を治療する医療機器や薬品」が必要とされていると強調しました。また、「中国政府は本日、日本からの救援隊を受け入れることを決めました。海外からの初めての救援隊となります」と語りました。

 志位氏は、今回の大地震の被害の救援と復興に、世界有数の地震国である日本が蓄積した知識やノウハウが活用されることを望んでいますとのべました。

 崔大使は、「日本共産党をはじめ、日本の各界からの支援に深い感銘を受けています」とのべるとともに、志位委員長のお見舞いは直ちに胡錦濤主席と中国の指導部に伝えますと、あらためて感謝を表明しました。懇談には、日本側から緒方靖夫副委員長、森原公敏国際局次長、中国側から葛廣彪(かつこうひょう)参事官らが同席しました。